墓石に刻む文字は何がいい?
2020/03/27
お彼岸も終わり、お墓参りされた方もたくさんいらっしゃると思います。
ところで、お墓の正面は何て彫ってありますか?
急に聞かれると「…あれ?何だったかな?」と考え込まれるお客様も結構いらっしゃいます。
しょっちゅうお参りされていてもすぐに答えられる方は少ないです。(意外と覚えてないものなんです…)
お墓の正面に彫る文字は、墓石の形や宗派によっても違いますので、色々なパターンがあります。
今回はそんな正面文字について少しご紹介します。
まずは和型(昔からある縦型のお墓)です。
天台宗・・・「南無阿彌陀佛」
真言宗・・・「南無大師遍照金剛」
浄土宗・・・「南無阿彌陀佛」
浄土真宗・・「南無阿彌陀佛」
「倶会一処」 【倶(と)もに一つの処(極楽浄土のこと)で会う】という意味です。
禅宗・・・・「南無釈迦牟尼佛」
※一番上に円相という円い輪を入れることもあります。
日蓮宗・・・「南無妙法蓮華経」 【ひげ文字と呼ばれる書体で刻まれることが多いです】
あとは、宗派に関係なく 「○○家之墓」 「○○家先祖代々之墓」 等があります。
洋型(横型)のお墓になりますと、宗派にとらわれずお好みの言葉や文字を刻まれることが多く、書体も様々です。
一文字の場合・・「絆」[和」「夢」 等
言葉の場合・・・「ありがとう」「安らかに」 等
その他・・・・・「○○家」 等
また、花の彫刻等の装飾される方もいらっしゃいます。
和型の場合はある程度決まりがりますので、もし『何て刻もう…』とお悩みの場合は、お世話になっているお寺さんに一度ご相談してみてください。
洋型の場合はご家族で話し合って決めてください。お寺さんにご相談してもいいですし、他のお墓を参考にされるのもいいと思います。
正面の大事な文字です。ご家族で良く話し合ってお決めください。
もちろん私共にもいつでもご相談ください