初盆七ヵ寺参り【大阪・岸和田で墓石屋をはじめて150年】
2022/08/06
8月に入りました。
毎日とにかく暑い!
コロナも多いですし、熱中症も増えているみたいですね。
どうぞ皆様ご自愛くださいませ
突然ですが、初盆七ヵ寺参り(七寺参り)ってご存知でしょうか?
たぶんご存知の方は少ないと思います。
七寺参りとは、その年に初盆を迎える家が、菩提寺を含めて七つのお寺で初盆の霊位を供養する習慣のことです。
これは岸和田旧市内の浄土宗寺院で8月1日~10日まで勤修される 「盆施餓鬼会」 のお勤めのひとつです。
すべての寺院で毎日お勤めされるわけではなく、この間の1日にどこかの寺院が盆施餓鬼会をお勤めされています。
七寺参りをする人は、菩提寺とそれ以外の6ヵ寺を選んで七寺参りをするわけです。
ちなみに七寺参りをされているお寺は全部で13ヵ所です。
初盆七ヵ寺参り(七寺参り)でのご供養の仕方は次の通りです。
菩提寺で 「塔婆回向」 を勤めます。
塔婆回向とは、塔婆に戒名等を書いていただき、本堂でお勤めして頂く供養です。
その他の6ヵ寺では 「水せがき」 を勤めます。
水せがきとは、経木(塔婆を薄く紙のようにしたもの)に戒名等を書いてもらい、水桶にそれを納めます。
本堂でのお勤めはありません。
水せがきは5分ほどで終わります。
今年、我が家は初盆を迎えるので七寺参りをお勤めしている最中です。
朝7時からご供養していただけるので、出勤前にお寺に行っています。
岸和田市の一部だけでお勤めされる珍しい供養なのでご紹介いたしました。
(もしかしたら他でもあるかも知れませんが💦)
同じ宗派でも地域によって違いがあるのは面白いですね。