文字の追加彫刻【大阪・岸和田で墓石屋をはじめて150年】
2022/06/12
アジサイがきれいに咲き始めました。
この辺りも、もうすぐ梅雨入りです☔
ちなみにそろそろ田植えも始まりそうです🌾
前回は霊標についてでした。
今回はそれにも関係する文字の追加彫刻についてです。
私達石屋の仕事は、お墓を建てたら終わり、ではありません。
その後のお付き合いは、たぶん他のどの業種よりもながいのではないでしょうか。
お墓や付属品(ろうそく立・花立・巻石など)の修理やご納骨のお手伝い、砂利の追加やお墓のクリーニング等、
お付き合いはお孫さん・ひ孫さんの代まで続いていきます。
(末永く宜しくお願い致します<m(__)m>)
そんなご依頼の中でも多いのは、戒名(法名)等の追加彫りです。
お問合せの際に、どんな手順ですればいいの? とよくご質問いただきます。
追加彫刻の手順は大体次のようになります。
①墓地と彫る対象の確認
まず墓地の場所を確認します。作業する時には事前に工事の申請が必要な墓地もあります。
次に彫る対象(墓石か霊標か)を確認させていただきます。
墓石に追加彫刻する場合はお魂抜きが必要なことがありますので、菩提寺にご確認ください。
霊標への追加彫刻の場合はお魂抜きは必要ありません。
②追加彫刻する文字の確認
・戒名(法名)
・没年月日 : 亡くなったお日にち
・俗名 : 亡くなった方のお名前
・没年齢 : 亡くなった時の年齢
宗派にもよりますが、この4つを彫ることが多いです。
③拓本取り
今すでに彫ってある文字があればその拓本を取ります。
文字の大きさやレイアウト等を同じにするためです。
④文字原稿の作成
拓本を基に文字原稿を作成します。
当社では専用のソフトを使って作成しています。
書体も彫ってあるものになるべく近いもので作ります。
⑤文字原稿の確認
原稿の文字で間違いがないかどうかお客様にご確認いただきます。
⑥文字彫り
基本的には石を当社に持ち帰って文字を彫ります。
持ち帰ることができない場合は現地で彫ります。
⑦完成
元通りに設置して、完成のご連絡をいたします。
以上が追加彫刻の手順です。
完成までの日数は2週間程度みていただいておりますが、お急ぎの方はご相談ください。
「いつまでに彫らないといけないの?」というご質問もよくあります。
〔この日までに彫っておかないといけない〕という決まりはありませんが、
ご納骨の日までに彫っておくことが多いです。
ただ、ご納骨は四十九日にされることが多く、何かと忙しい時でもありますので
納骨が終わってからされる方もいらっしゃいます。
「以前お願いした石屋さんがどこの石屋さんかわからないのですが、お願いできますか?」
ともよく言われますが、もちろん大丈夫です
いつでもご連絡ください。
お待ち致しております📞